【シリーズ・私のライフキャリア】Vol.3 イメージコンサルタント・杉本佑理さん

皆様、こんにちは。「駐在妻ライフキャリア研究所」臨床心理士の原田舞香です。

この週末、日本は全国的に寒波に襲われ、私の住んでいる地域ではこの冬初めて雪が積もりました。皆様お住まいの地域はいかがですか? 

 

さて【シリーズ・私のライフキャリア】3回目は、この度のシンガポール訪問で大変お世話になりました、高校入学から26年来の親友である、シンガポール在住・イメージコンサルタントの杉本佑理さんをご紹介させて頂きます。

 

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佑理さんは2016年夏に来星。上から13歳、8歳、1歳、3人の男の子を育てながら、イメージコンサルタントとして、シンガポールでもご活躍されています。しかし、これまでの人生は決して平たんではなく、ご自身の「美」への想いと、3人のお子さんの子育てとの間をかいくぐって、ライフキャリアを紡がれて来られました。

 

佑理さんは大学で国際関係学を専攻後、メーカーに就職。営業職として故郷を離れた名古屋に配属されました。社会人になってから「美」に関心を持ったそうです。

その後PR(広報)のお仕事を希望されて退職して東京に戻り、派遣で人事部の新卒採用グループでお仕事されている期間がありました。このお仕事を通して、「自分の持つイメージが大切であること」に関心を持って行ったということです。結婚後再び名古屋にお住まいで、別のお仕事をされていました。

 

そしてご長男の妊娠を機に、仕事への強い思慕の念を持ちながらも、一旦専業主婦となりました。

幸い出産後、ご主人の転勤で東京に戻ってくることが出来たのですが、ご長男の1歳前には「とにかく社会に復帰しないと、と焦っていた」と言います。当時は「求職中」でもご長男が新設の保育園に入ることが出来たそうです。

本当はPRの仕事をしたい…という想いとの葛藤の中、子育てと仕事の両立を優先し、家から近い勤務先での派遣の事務職をすることに。この仕事を次男さんの産休・育休を挟みながら約10年続けました。

 

このお仕事をされる間も、本当はPRのお仕事をしたかった気持ち、「美の追求」への想いがあり、イメージコンサルタントのスクールに通うことを決意。1年間でディプロマを取得されました。更に1年間の準備期間を経て、2015年の春、派遣のお仕事を退職され、イメージコンサルタントとして独立、事業を始めました。その後三男さんを妊娠、翌年の夏に来星、シンガポールで出産されました。

 

シンガポールではいわゆる帯同ビザであるDP(Dependant's Pass)でも、配偶者のお勤め先の考え方次第では一定の働き方をが出来ますが、佑理さんは現在、LOC(Letter Of Consent)の制度を利用してビザを取得され、顧客を日本人駐在妻さん達に限らず、事業を展開予定です。

 

今のイメージコンサルタントのお仕事は、「メイクが変わると、マインドが変わる」、メイクで外見を変えることで、内面もそれに合わせようと変化に努めることが出来る、という信念に基づき活動されているそうです。とりわけ、配偶者の方といつまでも良好な関係でいられるためのメイクの提供に力を注いでいるそうです。

これは私達臨床心理士にとって、目からウロコの考えではありますが、かの有名なメラビアンの法則注1において、「人は見た目が90%」という言われているように、相手に与える印象において、見た目はとても重要です。

 

佑理さんのブログ:

シンガポール発♡「私に似合うが分かる♡大人の女性が輝くための満たされメイク講座・パーソナルカラー診断・骨格診断

 

佑理さんのLOCスポンサー:シンガポールでお稽古 Learning Stage

 

そして近い将来、いくつもやりたいことがあるそうです。

イメージコンサルタントのお仕事で、新しいサービスの導入や事業の拡大を考えておられるのはもちろん、はたらくママ@シンガポール(後日ブログでご紹介予定)で出会った女性起業家として活躍される女性5人で、「アジア発!国を超えて繋がる女性起業家・フリーランスのコミュニティ LuminAS&me~ルミナス~」(以降、ルミナス)いうコミュニティを立ち上げ、これから活動が始動するそうです。

ルミナスについてはもっとお伝えしたいことがありますので、後日別のブログで改めさせていただきます。それから、サッカーを究めているご長男のサポートに関することでも考えていることがあるそうです。

 

海外生活をすることで、ご自身にとってもお子さんにとっても大きく視野が広がり、チャンスも世界中に広がったと感じている佑理さん。最後にライフキャリアへの想いを伺いました。

佑理さんは誕生数秘学のことも、その道の方と知り合ったことで興味を持ち、学んでいたそうです。それによると、自分にミッションとして課せられていることは「世界を駆けまわって、人と人を繋げるコミュニケーター」であることなのだそう。海外駐在となった偶然も必然と考え、周囲との関係を受け取り、丁寧に生きて行きたいと思っているそうです。

 

佑理さんは、正に女性の前に立ちはだかる「結婚、転勤、出産、海外生活」という荒波に一見翻弄されながらも、自身のポリシーを一貫して持つことで危機を乗り越え、様々な経験が紡がれて、ライフキャリアとなっている好事例ではないかと思っています。多くの関心を持って精力的に活動されている佑理さんの次なる展開に期待が高まります。

 

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高校卒業後、佑理さんと私は別の大学に進学しましたが、いわゆる「仲良し6人組」で頻繁に交流していました。今もこのグループの仲間で、連絡を取り続けています。佑理さんとは結婚後、お互いに海外や地方在住の期間があり、最大2年程会えない期間もありましたが、常に近況の連絡を取り合っていたので、大体の話は知っていたのです。

 

しかし、中には「あの時、そんな思いでいたんだね、辛かったね。」と初めて聴くこもありました。その時、傍で支え合うことは出来なかったけど、こうして繋がり続けることで、共に振り返り、未来への展望を語り合うことが出来る、そんな友人が人生の中で一人二人でもいることは、どれだけかけがえのないことでしょうか。40代に入り、ユングの言うところの「人生の午後」に入って来ていますが、改めて大切な友人の存在の有難さが身に沁みます。

 

最後は親友自慢になってしまいましたが、「人生八十年時代」。「人生の午後」に入ってから新しく出来る友人も、80歳までのお付き合いになれば、ここから40年になるのです。これからご縁のある方にも「長年の友人」になるチャンスがあると思っています。

 

大変な長文になり、申し訳ありません、最後までお読みいただき、有難うございました。

次回以降、はたらくママ@シンガポールを主宰される小野麻紀子さんのご紹介他、シンガポール訪問で得られたことをシェアさせて頂きますね。

 

注1:Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/メラビアンの法則

 

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今回のブログを読んで思われたこと、是非ご意見・ご感想をお待ちしております。

 

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