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シンガポールを訪ねて Vol.1:思ったよりも中国っぽい!

皆様、こんにちは。「駐在妻ライフキャリア研究所」臨床心理士の原田舞香と申します。

 

全国的にインフルエンザが猛威を振るっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私はこの度、「幼稚園には学級閉鎖があるけれど、保育園はない」ことに気付き、衝撃を受けておりました・・・

さて、そんな今日はほっと一息。中国・北京元駐在妻の私が、先月シンガポール訪問した際の想いについて、少しお伝えしたいと思います。

 

シンガポールを訪問して、まず感想を聞かれたら、こう答えます。「思ったよりも中国っぽい!」(笑)

外務省HP シンガポール共和国基礎データによると、人口は約561万人(2017年6月現在)その内中華系が74%、マレー系13%、インド系9%と、約4人中3人が中華系の方なのです。それだけ中華系の方が多く住んでいるのですから、「中国っぽい」とは言うまでもないことなのですけどね。

出典・外務省HP:www.mofa.go.jp/mofaj/area/singapore/data.html

 

海外ならどこへ行っても、まずは何よりも言葉の問題。シンガポールだと、まず英語かな?と思ってました。

世間には多言語を操る方が多くおられるのですが、私の場合、頭の中には母国語or外国語、という2チャンネルしか存在しないようでして、中国語を学習したことで、すっかり英語が頭から出て行ってしまいました。(元々そんなに話せなかったのですが・・・)そのため、英語を話そうとすると、私にとっての外国語=中国語が出てきてしまい、言葉に出そうになった中国語を再度英語に翻訳しなおして話さなければならず、英語だと言葉を発するまでに3秒くらい掛かってしまっていました。。。

 

そんな感じで最初は無理して英語を使っていたのですが、シングリッシュは数字が聞き取りづらくて…友人の「シンガポールはマンダリン※注1天国だから、マンダリンで話しなよ!」というアドバイスで、途中から思い切って普通語、現地で呼ぶところのマンダリンに切り替えました。思ったよりも私が北京で学んでいた普通語が通じました!! 

 ※注1 Mandarin・日本語で言うところの中国語・北京で使われる公用語、中国では「普通語(プートンファー)」と呼ばれる。

 

今回私が宿泊したのは空港からMRT(地下鉄)で約30分ほどの西のエリア、友人のコンドミニアムは駅近でしたが、宿泊したホテルは駅から徒歩10分ほど掛かる場所でした(写真は、ホテルの窓から)。

表通りからホテルの裏手に入ると、一挙にローカルな商店が立ち並び、さらに奥に入ると高層のローカルアパート団地の中にあるホーカー(屋台村を集めた、フードコートのような場所)、日本でもおなじみのコンビニチェーンの小さな店舗。北京への郷愁を募らせる思いで歩きました。

 

朝食には北京でおなじみの油条(ヨウティアオ・甘くない揚げドーナツのようなもの)、ホットの豆乳を買い求めました、懐かしすぎる!!中国人は冷たいものをあまり飲みませんが、ここ亜熱帯シンガポールも同じでした。服装は旅行者なのに、普通語をガンガン話す変な日本人だったかも知れません。

 

友人夫婦は、「ホーカーで食事、大丈夫…!?」「ローカルスーパー、これどう思う!?」と恐る恐る聞いてくれましたが、私:「いやぁー全然問題ないでしょ!?」友人夫婦:「おーさすが、中国にいただけあるね!」という会話が繰り返されておりました。

 

シンガポールに旅行に行かれた方の感想を聞いたり、シンガポールからスライドで来た方のお話を聞く限りでは、「とってもきれい、衛生的、都会で暮らしやすい(それに比べ、北京はちょっと・・・)」と聞いていたので、もう少し西洋と東洋を織り交ぜた感じをイメージしていたのですが、行く場所に拠るのかも知れませんね。ちなみに、今回観光地には一切出入りしていないこともあるかも知れません。

という訳で「思ったより中国っぽい!」ので親しみがあった、という感想でした。

 

私の場合、もう本帰国から3年経とうとしており、中国語語学力維持のための学習は一切していなかったので、きっと忘れてるわ…と諦めていたのですが、一度話し始めるとどんどん出て来ました。


小さな子どもの場合はすぐ忘れてしまうことが多いと聞きますが、大人の場合はある程度勉強していれば、意外と忘れていないかも知れません。本帰国後も、現地語維持のための学習を継続することに意味があるのではないか、と思わせる体験となりました。

 

でもやっぱり、空気が悪くて冬場は零下の世界、夏は40度近くなる北京に比べると、空気が良く、気候は暖かくて外出しやすいシンガポールの方が、陽気で前向きな気持ちになるのかも知れませんね。

  

私の場合、北京の駐在は長かったのですが、駐在中ほとんど旅行に行けなかったこと、当研究所を開設した関係で、他の日本人の多く暮らす国の生活のことを知りたいという強い思いがありました。今回それを叶えることが出来、大変嬉しく思いました。

きっと私は「仕事として現地在住日本人の生活を知る為に訪問する必要があったから、これまで各地を旅行できなかったのだ!」と思っています。

 

今回のシンガポール訪問にご協力くださった友人達、そして家族に改めて感謝いたします。

そして次に行きたいところは既にもう決まっています!

 

実は当ブログ、いろいろ他にも準備を進めながらも、アップ出来ていないテーマがあるので先になるかも知れませんが、Vol.2では規模の大きい日本人社会についてお話させて頂ければと思います。

☆アメブロの方では写真をもう少しアップした記事を載せたり、後日になりますが、私がシンガポール訪問にこだわったもう一つの理由も掲載予定です、こちらからご覧ください。

  

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